2. 「大天才すぎる」「真似したくてもできない」など称賛の声
はっくさんがステッチでイメージした「印象派」とは、19世紀後半にフランスで発生した芸術運動のことで「印象主義」とも言われています。印象派の作品は明るい色彩が魅力のひとつで、目に映る物事の「印象」を、光や色彩で表現することを重視していたともいわれています。
そんな「印象派ステッチ」で補修したジーンズの写真が投稿されると、ポストには多くの反響がありました。
コメント欄には、「モネの睡蓮を彷彿とさせる色使いが素敵です」「おしゃれセンス優勝すぎる」「素敵。これは真似したくてもできないのよ」「なんて可愛い…糸の組み合わせも優しげでこんなセンスに憧れる」「天才すぎる大好き」といった称賛の声が続出しています。
3. 古着屋で購入した「お気に入りのジーンズ」だった
ジーンズをステッチで補修したきっかけを聞いてみると、「膝小僧に擦り切れた穴を見つけました」と当時を振り返るはっくさん。古着屋で購入してから5年ほどが経過した、お気に入りのジーンズだったそうです。
続けて「愛着があり、手放すにはあまりにも忍びなく、何かしらこの穴をポジティブに活かせないかと考えました。以前から印象派のタッチと刺繍の糸の動きが似ていると感じていたため、掛け合わせる案があり、これは良い機会だと思い、試しに刺繍を施してみることにしました」と、ステッチで補修した経緯を詳しく教えてくれました。
制作時間は5時間ほどで、とくに「配色」にこだわったそう。
はっくさんは「印象派は、戸外制作による光が響き合うような色彩が特徴的です。そのため、色がどのように共鳴するのかを考えながら配置を工夫しました。時折、手元の画集と照らし合わせながら試行錯誤を重ねています」と説明してくれました。
膝に穴空いたので印象派ステッチ入れた! pic.twitter.com/wiFZYOuEvc
— はっく (@Huck_8989) March 23, 2025
4. 一世帯あたりが被服にかける金額はひと月1万円ほど
穴が開いたジーンズにまつわる写真が話題となったことに関連し、ここからは一世帯あたりの被服にかける金額の平均を紹介します。
総務省が2025年3月11日に公表した「家計調査-2025年(令和7年)1月分-」によると、消費支出(二人以上の世帯)は、1世帯当たり30万5521円でした。
そのうち「被服及び履物」は1万169円。主な内訳は、洋服・4704円。シャツ・セーター類・1625円、履物類・1501円、下着類・964円という結果となっています。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「穴が開いたジーンズを刺繍糸で補修した結果」を紹介しました。
投稿主の「@Huck_8989」さんは、今回ご紹介した写真のほかにもXで、イラストや美術に関する写真を投稿されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
小野田 裕太