2. マイナ免許証のメリット
マイナ免許証を持つメリットは、以下の4つです。
- 複数のカードを持つ必要がない
- 住所や氏名の変更手続きがワンストップでできる
- 更新時講習がオンラインでできる
- 更新手数料が安い
料金面や手間、負担の緩和がマイナ免許証のメリットです。ひとつずつ見ていきましょう。
2.1 複数のカードを持つ必要がない
マイナンバーカードと免許証を一体化させて現行の運転免許証を返却すれば、マイナンバーカードさえあれば免許を携帯していることとなり、車を運転できます。持ち物がひとつ減る分、財布やカードケースのスペース節約にもなるでしょう。
2.2 住所や氏名の変更手続きがワンストップでできる
マイナンバーカードに免許情報を一体化すると、住所や氏名、本籍といった情報を変更する際に、自治体窓口に届け出るだけで済みます。警察署で免許証の情報変更をする必要がないため、手続きの手間が減ります。
ワンストップでの手続きをする際には、マイナンバーカードの「署名用電子証明書暗証番号」の準備が必要です。署名用電子証明書暗証番号は、英数字6〜16桁で自身が設定した番号です。マイナンバーカードとは別に暗証番号にも有効期限があるため、期限切れとなっていないか、確かめておきましょう。
2.3 更新時講習がオンラインでできる
マイナ免許証があれば、運転免許更新時講習がオンラインで受講可能です。これまでは運転免許試験場などに足を運んで講習を受ける必要がありましたが、マイナ免許証があれば自宅で好きな時間に講習を受講できるようになります。
試験場などに出向く手間がかからないうえ、時間に縛られずに講習受講ができるのがメリットです。
なお、北海道、京都府、千葉県、山口県の4道府県では、先行してオンライン更新時講習が導入されています。
2.4 更新手数料が安い
マイナ免許証にすると、免許更新時の手数料が安くなります。更新手数料および講習手数料は、以下のとおりです。
更新手数料
- 免許証:2850円
- マイナ免許証:2100円
- 2枚持ち:2950円
講習手数料
- 優良
・会場:500円
・オンライン:200円 - 一般
・会場:800円
・オンライン:200円 - 違反・初回
・会場:1400円
・オンライン:なし
なお、住所地以外の都道府県で更新する経由更新の場合、手数料は都道府県ごとに異なります。詳しくは、経由地を管轄する警察に問い合わせてみましょう。
次章では、マイナ免許証のデメリットを解説します。