2025年も物価の上昇が続いています。
2025年2月21日に公表された、総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)1月分」によると、消費者物価指数の総合指数は、前年同月と比較して「4.0%増加」しています。
なお、厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年1月分結果速報 を公表します」によれば、2025年1月に労働者が受け取った現金の給与総額を見てみると、前年同月と比べ「2.8%増加」していることがわかりました。
しかし、物価高などの影響を受け「実質賃金は3カ月ぶりのマイナス」となっています。
物価高により生活費の負担が大きくなっていることもあり、老後資金の準備にまで手がまわらないと感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、国税庁や厚生労働省による調査データをもとに、男女別で20歳代〜70歳代における「各年代の平均年収」を見ていきます。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 20歳代〜70歳代・男女別「各年代の平均年収」をチェック!
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」から、20〜70歳代の平均年収を見ていきます。
上記調査より、男女別の各年代の平均年収をみてみると、男性は年代が上がるにつれて年収が上がっていくのですが、一方で女性は横ばいから緩やかに減少するとがわかります(【図表1】参照)。