4. まとめにかえて
本記事では、国税庁や厚生労働省による調査データをもとに、男女別で20歳代〜70歳代における「各年代の平均年収」について解説しました。
共働き世帯が増加傾向にありますが、女性の多くはライフスタイルの変化に伴い、キャリアを中断せざるを得ない状況にあるようです。
そのため、女性の年収は男性と比べ、伸び悩んでいることがわかりました。
具体的には、女性の平均年収帯として、「200万円以下」を占める割合は全体の34.6%です。
物価高が続くこのご時世では、年収200万円以下で生活するには厳しい状況にあるでしょう。
その一方で男性は、キャリアを積む中で安定的に収入が増え、50代後半で平均年収のピークを迎える傾向にあります。
将来に向けて年収アップや家計全体の収入を増やしたいと考えている方は、今回ご紹介した調査結果を参考にして、ご自身の「キャリア」や「資産形成」に着目してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「今後の仕事と育児・介護の両立支援に関する研究会」
- 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」
- 厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和5年分結果速報」
- 総務省統計局「2020年基準消費者物価指数 全国2024年(令和6年)12月分及び2024年(令和6年)平均」
- 総務省「家計調査報告-2024年(令和6年)12月分及び2024年平均-」
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年1月分結果速報 を公表します」
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)1月分(2025年2月21日公表)」
安達 さやか