6. 年金が少ないと感じたら?年金や資産を増やす方法
今回の記事は、いかがでしたでしょうか。2025年度の年金額について、国民年金や厚生年金の受給額などを確認しましたが、ご自分に近いケースがあれば参考にしてみてください。
詳しい年金額については、ねんきんネットやねんきん定期便を確認するのがいちばんです。老後の生活に必要なお金を計算するときにも役立つので、把握しておくことをおすすめします。
国民年金の被保険者期間が長い方は、どうしても年金額が少なくなりがちです。年金が足りないと感じたら、年金や資産を増やす方法を探してみましょう。年金や資産を増やす方法としては、下記の項目を参考にしてください。
- 年金の繰下げ受給
- 年金の任意加入
- 付加年金
- 国民年金基金
- iDeCoやNISAの活用
- 可能な限り働く など
仕事を続けたい方は、原則として70歳まで厚生年金に加入できます。年金を繰り下げて受給すれば、年金額もアップします。働く意欲があれば、長く働いて収入を得るのが簡単な方法です。
ただし、60代以降は健康面に問題が生じやすくなる年齢です。健康不安から仕事をリタイアした場合、老後の資産形成がストップしてしまうので、できるだけ早いうちから準備を始めることをおすすめします。
20代や30代など、若い世代が老後の資産形成をおこなう場合は、iDeCoやNISAの活用を検討してみましょう。いずれも将来の資産形成を目的とした制度で、とくにiDeCoは税制面で優遇されています。
老後の資産形成には、多くの場合、長い時間が必要になります。無理なく行うことが大切なので、まずは自分に合った方法を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。