6.2 リスクを分散するには「投資のタイミングを分散する」という方法も

将来にかけて大きく資産を増やしていきたいのであれば、選ぶ金融商品でリスクを過剰に抑えるのではなく、成長が期待できる資産を毎月買付することでリスクを分散することもできます。

このようにタイミングの分散でリスクを抑えていくのも良いでしょう。

運用を考えるときはご家庭の貯蓄全体を見渡して、どれくらいのリスクが取れるかを考えましょう。

7. まとめにかえて

将来に向けた資産形成

将来に向けた資産形成

出所:peterschreiber.media/istockphoto.com

今回は、新NISAやiDeCoで「投資初心者が後悔しがちなこと6選」をご紹介しました。

新NISAとiDeCoは、制度の違いにより、「非課税枠」や「手元にお金を戻す条件」などが異なります。

生活費や将来必要となる資金を確保したうえで、家計の余剰資金を用いて資産運用を検討することが大切です。

また、資産運用により利益が期待できる一方で、価格変動リスクが伴います。

新NISAやiDeCoは、ご自身で投資先を選ぶ必要があります。

そのため、ライフスタイルやリスク許容度に合った資産運用ができるよう、金融商品ごとに異なる特徴や、市場の動向などに着目してみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか