帝国データバンク「「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年4月」によれば、4月の飲食料品の値上げは4225品目となり、1年6カ月ぶりに4000品目を超える値上げとなっています。

長く続く物価高の中でさらなる値上げとなると、生活費はより厳しくなるもの。

年金生活の方の場合、年金額は毎年度改定となっており、2025年度は1.9%増額です。とはいえ、さらに今年も値上げとなると家計に響くでしょう。

長期的な物価高を考え、将来の老後生活に不安を感じている方も少なくないと思います。そのため、老後に向けて早いうちから貯金をしている方もいます。

では、老後までにどのくらいの貯金があれば安心なのでしょうか。今回は、今の65歳以上の平均的な貯蓄額や生活費の実態を見ていきましょう。

1. 【65歳以上】リタイアした無職夫婦世帯「平均貯蓄額」はいくら?

まずは65歳以上でリタイアしている夫婦世帯の貯蓄額を確認します。

総務省統計局の資料によると、65歳以上・無職二人以上世帯の平均貯蓄額は以下の通り。

【写真1枚目/全4枚】65歳以上・無職夫婦世帯の平均貯蓄額。勤労世帯も含む貯蓄額は2枚目で紹介

65歳以上・無職夫婦世帯の平均貯蓄額

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」

1.1 「65歳以上の無職夫婦世帯」平均貯蓄額の推移

  • 2018年:2233万円
  • 2019年:2218万円
  • 2020年:2292万円
  • 2021年:2342万円
  • 2022年:2359万円
  • 2023年:2504万円

65歳以上無職夫婦世帯の平均貯蓄額は年々増加しており、2023年は2500万円を超えました

2500万円超と聞くとまとまった金額をもつ世帯が多い印象ですが、平均は一部の富裕層に左右され、また実際には個人差があります。そのため、65歳以上の全体の貯蓄額の平均や分布をみていきましょう。