1.2 ケース2:家計や会社の状況をよくするために「お金のやりくり」をした

実は、現在裕福な生活を送っている方の中にも、かつてはお金のやりくりに苦労された経験を持つ方が少なくありません。

たとえば、家計が厳しい状況や経営が傾いていた時期に、工夫を重ねながら支出を見直し、徐々に立て直しを図ってきた方もいます。

そうした努力の積み重ねによって、やがて家計にゆとりが生まれたり、企業の経営を軌道に乗せることができたのです。

こうした経験を持つ方は、お金の尊さを身をもって理解しているため、資産を築いた後も気を緩めることなく、家計管理や経営の舵取りに細心の注意を払っています。

1.3 ケース3:いろいろな情報をキャッチするために「できるだけ外に出た」

できるだけ外に出て、いろいろな情報をキャッチする

できるだけ外に出て、いろいろな情報をキャッチする

出所:takayuki/shutterstock.com

自宅でゆったりと過ごす時間も大切ですが、富裕層の方には「できるだけ外に出て、多くの情報や刺激を得ること」を大切にしている人が多い傾向にあります。

実際、お金持ちの方は、自宅でのリラックスタイムを大切にしながらも、外の世界と積極的に関わることで新たな視点やチャンスを得てきたように感じます。

「気になったことはまず試す」「興味を持ったら現地で体験する」といった行動力こそ、富裕層たちが運を味方につけ、事業や人生を豊かにしていった共通点のひとつと言えるでしょう。

次章では、日本国内における富裕層の実態をより具体的に見ていきましょう。