1.2 富裕層が取り組む「資産運用の共通点2」長期目線で資産形成を目指す

積立投資を「長く続ける」ことで時間の分散に繋がる

積立投資を「長く続ける」ことで時間の分散に繋がる

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富裕層が取り組む、資産運用の共通点2つ目は、長期目線で資産形成を目指すことです。

資産運用は利益が期待できるだけでなく、価格変動リスクが伴います。

短期で売買を行う手法もありますが、長期投資により、利益を再投資して得られる「複利の効果」が期待できます。

また、積立投資の場合、長期的な運用が「時間の分散」に繋がり、平均購入価格が下がったり、高値づかみや安値売りを避けられたりする可能性もあります。

そのため、富裕層は、家計の状況を見ながら無理のない範囲で、資産運用を長く続けることを目指す方が多い傾向にあります。

1.3 富裕層が取り組む「資産運用の共通点3」緊急時でも運用を継続できるように備えておく

将来に備え、守りを固めておくことも大切

将来に備え、守りを固めておくことも大切

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富裕層が取り組む、資産運用の共通点3つ目は、緊急時でも資産運用を継続できるように備えておくことです。

前述したとおり、富裕層の方の多くは「目的」に向かって長期目線で資産運用を行う傾向にあります。

しかし、万が一ケガや病気などで働けなくなり、収入が減ってしまうと、資産運用を継続していくことが難しくなるかもしれません。

長期投資のメリットを理解している富裕層の方は、万が一に備えて緊急時でも運用を継続できるように、家計において守りを固めることにも目を向けています。

日々の生活費を確保するだけでなく、数年後や不測の事態に備え「生活防衛資金」を用意しておくことも大切です。

ここまで、証券会社の元富裕層担当社員である筆者の経験をもとに、富裕層が取り組む「資産運用の共通点」についてまとめていきました。

日本では、物価高が続くこのご時世においても「富裕層」が増加傾向にありますが、そもそも「富裕層」とはどういった定義なのか詳しく見ていきましょう。

「富裕層と超富裕層」が保有する資産総額の推移についても解説します。