2. 4つの県の「転入者数」を比較すると…

国内からの転入者数が少ない都道府県TOP10を見てみると…

国内からの転入者数が少ない都道府県TOP10

出所:総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告 2024年(令和6年)結果」を参考に筆者作成

総務省統計局が公表している「住民基本台帳人口移動報告 2024年(令和6年)結果」によると、日本で一番、国内からの「転入者数」が少ない都道府県は、鳥取県です。気になる転入者数は、7995人となっています。

鳥取県に次いで転入者数が少ないのは、高知県の8325人。次いで徳島県の8750人、秋田県の1万83人という順番でした。

他都道府県への転出者数も見てみると、鳥取県の転出者数は9825人。転入者数から転出者数を差し引いた転入超過数は、1830人のマイナスとなっています。転入が転出を上回るのは東京都や神奈川県、大阪府など7府県のみで、そのほかの道府県では転出者数が多くなっています。

ちなみに、日本で最も転入者数が多いのは東京都の46万1454人で、転入超過数は7万9285人でした。

3. 鳥取県の県内総生産は名目1兆9263億円

ここからは日本で一番、国内からの「転入者数」が少ない鳥取県について紹介します。

鳥取県は中国地方の北東部に位置し、兵庫県、島根県、岡山県、広島県と隣接しています。地形は東西約120km、南北約20~50kmと東西にやや細長く、県面積は3507.03平方キロメートル。

人口は47都道府県で最も少ない54万207人で、人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」/2024年1月1日時点)。

  • 鳥取市 18万1203人
  • 米子市 14万5163人
  • 倉吉市 4万4212人

経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目1兆9263億円。一人当たりの県民所得は、250万7000円でした。

いかがでしょうか。今回は日本で一番、国内からの「転入者数」が少ない都道府県について紹介しました。

3.1 調査概要

  • 調査日:2025年3月11日
  • 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
  • クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査

参考資料

小野田 裕太