4. 自分の老後の年金額を確認しよう
本記事では一般的な世帯を参考に、老後のリアルな生活とNISAで必要な毎月の積立金額をシミュレーションしました。
ただし、老後の生活水準や必要な毎月の積立額は世帯によって大きく異なります。たとえば、以下の条件で現役時代の平均年収別に見た年金受給額を確認してみましょう。
- 1973年生まれ
- 23歳から65歳到達まで会社員として勤務
- 65歳から年金受取を開始
シミュレーションの結果は以下のとおりです。
4.1 平均年収ごとの目安年金受給額（額面）
平均年収：年金受給額の目安（額面）
- 200万円：月10万7000円
- 300万円：月12万7000円
- 400万円：月14万2000円
- 500万円：月16万2000円
- 600万円：月18万1000円
- 700万円：月19万7000円
- 800万円：月21万3000円
- 900万円：月23万4000円
シミュレーションの結果、平均年収が200万円の人は月10万7000円の年金しか受け取れないのに対して、平均年収900万円の人は月23万4000円もの年金をもらえることがわかりました。
平均年収900万円の人は、NISAで資産形成をしなくてもある程度ゆとりのある老後生活を過ごせるかもしれません。
そのため、まずは自分の世帯が今の生活を続けるとどのような老後生活が待っているのかをシミュレーションすることから始めてみてください。
参考資料
苛原 寛
