株式会社400Fがおこなった『オカネコ 新NISA及びプラチナNISA・こどもNISAに関する意識調査』によると、このプラチナNISA(仮称)の認知度は全体の5割を超えています。
利用意向は38.9%で、特に60歳代以上の約半数が利用に前向きな姿勢を示しています。
2024年に大きく改正されたNISA制度。非課税で資産運用ができる仕組みとして注目が集まっていますが、正しく活用するには制度の特徴やリスクの理解が欠かせません。
本記事では、新NISAの基本から積立投資のシミュレーションまで、初心者にもわかりやすく解説します。
1. 新NISA誕生から早一年!NISAを活用すれば投資で出た利益が非課税に
NISA(少額投資非課税制度)は、2014年に導入された投資を支援するための税制優遇制度で、2024年にはその内容が大幅に拡充され、新しい「新NISA」が導入されました。
NISAの最も大きな特長は、投資によって得た利益に税金がかからないことです。
通常、証券口座(特定口座や一般口座)を利用した場合、得た利益には約20%の税金が課されますが、NISA口座ではその税金が免除されます。
NISA口座は一人につき1口座しか開設できませんが、毎年、利用する金融機関を変更することは可能です。
金融機関ごとに取扱商品が異なるため、自分の投資スタイルに合った証券会社や銀行を選ぶことが大切です。
今回は、2年目を迎える「新NISA」の基本的な内容を見直していきます。
※1:売却益、配当/分配金
※2:所得税15.315%+住民税5%=20.315%