2. 1年前にTNRを行った地域猫を保護
投稿主によると、写真の猫は1年少し前から@cute_satuki_meiさんの敷地内に現れるようになったとのこと。
@cute_satuki_meiさんは野良猫を保護して不妊・去勢手術を行い、元の場所に戻すTNRと呼ばれる活動を行っており、以前この猫にもTNRを実施。
その後は地域猫として敷地内でご飯をあげるようになり、@cute_satuki_meiさんが飼う猫たちとも窓越しに挨拶する姿をよく見かけたそう。
猫は近所のおばあちゃんの物置を寝起きにしていたそうですが、あるときおばあちゃんから「猫が物置から動こうとしない」と連絡が。病院に連れていくと、首元が化膿しており、その感染症で発熱したと診断されます。
そこで@cute_satuki_meiさんは「人馴れもしてるし、このまま外へ出すのは可哀想」との思いから、猫を保護することに。
こうして保護された猫は「はちべぇ」と名付けられ、@cute_satuki_meiさんと一緒に暮らすことになったのでした。
ちなみに投稿には「もともと野良猫ではなかったのでは?」との声も寄せられましたが、@cute_satuki_meiさんによると1年程前にTNRしたときは警戒心も強く、なかなか捕獲器に入ってくれなかったとのこと。
その後、ご飯をあげ続けていると次第に慣れたようで、今では穏やかで人懐っこい性格だといいます。素敵な飼い主と出会えて、はちべぇは幸せものですね。
預かりボランティアの活動もしているという@cute_satuki_meiさん。
活動について伺うと、「当団体は学生さんが中心となって運営してる保護猫ボランティア団体です。猫をお迎えしてしばらくして、新聞で当時高校生だった代表が中心となり、活動されてる記事を読みました。何とかこの子達の手助けとなり、縁の下の力持ちになりたいと預かりボランティアを始めました。今では、譲渡会をお手伝いしたり、運搬のお手伝い、TNRなど幅広くお手伝いさせていただいてます」と話してくれました。
ぼく、10日前まで野良でした。
— 猫バカ日記 (@cute_satuki_mei) March 1, 2025
…慣れすぎ笑 pic.twitter.com/RXUx3bXq70
3. 家族同然のペット、買う?保護する?譲ってもらう?
それではここから、ペットの入手事情・予算事情について見ていきましょう。
みなさんは、ペットをどのようにお迎えしているでしょうか。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によれば、希望のペット入手方法についてアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。
※数値は「現在飼育なし&今後飼育意向あり」の場合
3.1 犬の入手方法について
【無償譲渡を希望する割合】
- 2022年:55.5%(n=742)
- 2023年:58.3%(n=727)
【有償入手を希望する割合】
- 2022年:44.5%(n=742)
- 2023年:41.7%(n=727)
3.2 猫の入手方法について
【無償譲渡を希望する割合】
- 2022年:77.1%(n=555)
- 2023年:78.2%(n=601)
【有償入手を希望する割合】
- 2022年:22.9%(n=555)
- 2023年:21.8%(n=601)
無償譲渡を希望する割合は、猫を飼育希望する人のほうが多いことがわかりました。
次では、ペットをお迎えするのにかかる費用についてご紹介します。
4. 犬と猫の入手価格を見てみると…
同調査では、ペットを有償で入手してもよいと答えた人に、その予算についてアンケートを実施しています。
4.1 犬の入手価格
- 1年以内飼育開始者:平均24万8000円(n=147)
- 3年以内飼育開始者:平均25万3000円(n=262)
- 5年以内飼育開始者:平均21万2000円(n=84)
- 10年以内飼育開始者:平均18万4000円(n=223)
※平均値は有償入手者ベースにて算出
4.2 猫の入手価格
- 1年以内飼育開始者:平均17万3000円(n=157)
- 3年以内飼育開始者:平均14万7000円(n=270)
- 5年以内飼育開始者:平均20万7000円(n=81)
- 10年以内飼育開始者:平均15万8000円(n=157)
※平均値は有償入手者ベースにて算出
犬と猫をお迎えできる予算の上限の平均は、犬のほうがやや高め、という結果になりました。家族同然となるペットをお迎えするのに、その方法や予算は飼い主さんによってさまざまです。その一生を責任もって面倒を見るペット、幸せな迎え方をしたいですね。
参考資料
小野田 裕太