2. 4つの県の「最低賃金」を比較すると…

最低賃金の低い都道府県ランキング

最低賃金の低い都道府県ランキング

出所:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」を参考に筆者作成

厚生労働省が公表している「地域別最低賃金の全国一覧」によると、日本で一番「最低賃金」の低い都道府県は、秋田県です。気になる最低賃金は、951円(2024年度)となっています。

最低賃金の低い都道府県のランキングを見てみると、1位から10位までの金額差はわずか3円。2位には岩手県、高知県、熊本県、宮崎県、沖縄県の952円が並び、6位は青森県、長崎県、鹿児島県の953円、10位は大分県の954円でした。

ちなみに、最低賃金が最も高いのは東京都の1163円で、全国平均は1055円となっています。

2023年度の全国平均は1004円でしたが、2024年度には全国平均54円の大幅アップ。全ての都道府県で最低賃金が950円を超え、最低賃金が1000円以上の都道府県は16都道府県となりました。

3. 秋田県の県内総生産は名目3兆5453億円

ここからは日本で一番「最低賃金」の低い秋田県について紹介します。

秋田県は東北地方の日本海側に位置し、青森県、岩手県、宮城県、山形県と隣接しています。県面積は1万1637.52平方キロメートルで、全国47都道府県で6位の大きさ。

県には13の市と9の町、3の村があり、県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」/2024年1月1日時点)。

  • 秋田市 29万7316人
  • 横手市 8万2454人
  • 大仙市 7万5207人

経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目3兆5453億円。一人当たりの県民所得は268万9000円でした。

いかがでしょうか。今回は日本で一番「最低賃金」の低い都道府県について紹介しました。

3.1 調査概要

  • 調査日:2025年3月4日
  • 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
  • クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査

参考資料

小野田 裕太