1. 投資期間が短いと損するリスクは上がる
新NISAに関する記事や書籍には、資産が◯◯年間でいくら増えるなどとシミュレーションしているものも多いです。
ただし、新NISAは投資のため、儲かることもあれば損することもあります。必ず儲かる投資は、基本的にありません。
特に、投資期間が短いほど損するリスクは上がります。
たとえば、アメリカの主要企業500社にマルっと投資できることで人気の「S&P500」指数も、リーマンショック前の2000年にS&P500に連動する商品を購入した場合、2006年までは価格が2000年時点の価格を超えることはありません。(ドル計算)
購入価格を平準化する積立投資をすることで損するリスクの低減は可能ですが、新NISAで投資をすれば資産が増えると盲目的に信じている人は、危険です。
投資はリスクが付き物で、経済状況や投資を始めたタイミングによっては資産が減るリスクもあることを覚えておいてください。
2. 株式はリスクが高い
新NISAで個別株式投資をする人も多いですが、個別株はハイリスク・ハイリターンな商品です。
そのため、40歳代や50歳代で大切な資産の多くを個別株に投資してしまうと、購入した株式が値下がりした場合の損失が大きいです。老後資金の形成を目的に個別株投資をするのは、あまり得策とは言えないでしょう。
リスクを抑えながら投資をしたい人は、複数の株式に投資する投資信託や債券にも投資する投資信託を購入して、リスク分散を図りましょう。