1.2 高齢者施策推進区市町村包括補助事業(住宅改善事業)

介護保険の住宅改修と高齢者施策推進区市町村包括補助事業の住宅改善との比較

介護保険の住宅改修と高齢者施策推進区市町村包括補助事業の住宅改善との比較

出所:東京都福祉局「介護保険の住宅改修と高齢者施策推進区市町村包括補助事業の住宅改善との比較」

高齢者施策推進区市町村包括補助事業は、介護保険給付の対象外となる部分について、各区市町村が高齢者の居住する住居の改修に要する費用を助成する制度です。

この事業には、「住宅改修の予防給付」と「住宅設備改修給付」があります。

【住宅改修の予防給付】

対象者は、65歳以上の高齢者で介護認定が非該当の方です。

給付は、介護保険の高齢者住宅改修費用助成制度と同じく、手すりの取付けなど、高齢者が自宅で快適に暮らすための工事に対して1世帯につき支給限度基準額(20万円)の9割(18万円)が支給されます。(区市町村により異なる)

【住宅設備改修給付】

対象となるのは、65歳以上の高齢者で介護認定が非該当の方、65歳以上の高齢者で、要介護又は要支援の認定を受けた方です。主に、以下のような工事に対して給付金が支払われます。

  • 浴槽取替え等1件当たり:37万9000円
  • 流し、洗面台等1件当たり:15万6000円
  • 便器の洋式化等1件当たり:10万6000円

上記は東京都の制度ですが、運用は区市町村により異なります。各区市町村における「対象者」「給付内容」の詳細は、お住まいの自治体に確認してみましょう。