5. 公的年金の仕組みをおさらい!
日本には公的年金と私的年金があります。まず押さえておきたいのは公的年金であり、下図のとおり「国民年金と厚生年金」の2階建て構造となっています。
5.1 国民年金(1階部分:基礎年金)
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
5.2 厚生年金(2階部分)
- 公務員やサラリーマンなどが加入する
- 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
- 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる
さらにこの上の部分として、「企業年金やiDeCo、個人年金保険など」を備える人もいますね。
6. まとめにかえて
2025年1月27日に日本銀行から公表された「生活意識に関するアンケート調査」(第100回<2024年12月調査>の結果によると、暮らし向きとして「ゆとりがなくなってきた」の回答が57.1%にのぼっています。
「ゆとりが出てきた」の回答が減少する中で、年金の受給額は非常に重要になるといえますね。
今回ご紹介した受給額は、あくまでも今のシニアの受給額の平均額です。
興味を持たれた方は、まずはねんきん定期便やねんきんネット等で確認し、足りない分をシミュレーションすることから始めてみましょう。