2. 4つの道府県の「50年前(1975年)の人口」を比較すると…
e-Stat政府統計の総合窓口「国勢調査 平成27年国勢調査 最終報告書『日本の人口・世帯』統計表」によると、日本で二番目に、50年前(1975年)の人口が多い都道府県は、大阪府です。気になる人口は、827万8925人となっています。
大阪府の2024年時点の人口は877万5708人なので、この50年で大阪府の人口は約50万人増えたことになります。
1975年の人口が多い都道府県の順位を見てみると、1位には東京都の1167万3554人がランクイン。東京都は50年で約224万人の増加です。
2位の大阪に次いで1975年の人口が多かったのは、神奈川県の639万7748人。次いで愛知県の592万3569人、北海道の533万8206人となっています。
ちなみに、東京都と大阪府は100年前(1925年)の人口でも全国47都道府県で1位、2位です。大阪府は人口数で全国2位を維持してきましたが、2010年の国勢調査(調査は5年ごと)で神奈川県が2位となりました。
日本全体の人口も見てみると、1975年が1億1193万9643人、2024年が1億2488万5175人でした。
3. 大阪府の府内総生産は名目43兆1242億円
ここからは日本で二番目に、50年前(1975年)の人口が多い大阪府について紹介します。
大阪府は近畿地方の中部に位置し、 兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県に隣接しています。面積は全国47都道府県中2位の小ささである1905.34平方キロメートル。人口は、東京都、神奈川県に次いで全国3位の規模です。
府内には43の市町村があり、人口TOP3の都市は以下の通り(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」/2024年1月1日時点)。大阪府と堺市は政令指定都市に指定されています。
- 大阪市 275万7642人
- 堺市 81万7041人
- 東大阪市 47万8539人
経済面を見てみると、2022年度の府内総生産は名目43兆1242億円。府民所得は28兆6067億円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で二番目に、50年前(1975年)の人口が多い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2025年2月25日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- e-Stat政府統計の総合窓口「国勢調査 平成27年国勢調査 最終報告書『日本の人口・世帯』統計表」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 大阪府「大阪府民経済計算」
小野田 裕太