健康保険の窓口での負担割合といえば、一般的に「3割負担」と思われる方が多いと思います。

実は、その負担割合は年齢や所得等に応じて変化します。

本記事ではその中でも、「後期高齢者医療保険の一部負担割合」について解説します。

実は「2割負担」は比較的新しいもので、2025年9月30日まで限定の配慮措置もあるのです。

年金生活になり生活支出額を考えたい方や、将来医療費はどうなるのだろう?と不安に思われている方の参考になると幸いです。

1. 後期高齢者とは?

後期高齢者とは、75歳以上の全ての方をいいます。

ただし「後期高齢者医療制度」に加入する人として、65歳以上75歳未満で一定の障害のある方が該当するケースもあります。

2. 後期高齢者医療制度とは?

前述した「後期高齢者」に該当する方が加入する、公的な医療保険が後期高齢者医療制度です。

75歳未満の方は、勤め先などによってそれぞれ異なる医療保険(国民健康保険、社会保険など)へ加入しますが、75歳になると「自動的に」後期高齢者医療に加入することになります。