5.1 配慮措置は2025年9月30日まで
例えば、1つの医療機関での外来医療費が月額5万円だった場合、2割負担の方は1万円を窓口で支払うことになります。
しかしこの配慮措置により、窓口負担は3000円で済むことになります。
ただし、医療機関を複数受診して3000円の支払いをしている場合には、3000円を超えた部分は後日払い戻しとなるので注意が必要です。
6. まとめにかえて
原則として、誰もが75歳を迎えると「後期高齢者医療制度」に加入することになります。
これまで配偶者の扶養として健康保険に入っていた方も、後期高齢は個人ごとの加入となるため、保険料が新たに発生することになります。
また、医療費の自己負担額は所得等によって異なります。
2割負担の配慮措置も2025年9月30日に終了するため、自分は該当するのかどうか確認しておきましょう。
参考資料
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。