2024年からNISA制度が拡充され、より利便性が向上しました。

また、老後に向けて効率よく資産形成できる制度として、iDeCoも注目されています。

いずれも資産形成を進めるうえで有利な制度ですが、目的や趣旨は異なります。

自分にとって必要かどうかを見極めたうえで、どのように活用するのが効果的かを考えましょう。

1. NISAとiDeCoの比較は無意味である

NISA(少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)は、「運用益が非課税になる」という共通項があるものの、目的や仕組みは全く異なります。

単純な比較はできないため、それぞれの特徴やメリットを理解したうえで、自分に合った制度を利用しましょう。

必要であれば両方を利用すればよく、「iDeCoは当面の間は不要である」と判断したら、NISAだけ利用すれば問題ありません。