物価高・円安でも増える「富裕層」2005年以降最多に。頭角を現す《いつの間にか富裕層、スーパーパワーファミリー》とは？ホンモノのお金持ちが実践する「賢いお金の使い方」3つ

4. 富裕層に学ぶ、お金との賢い付き合い方：日々の習慣が資産を築く

富裕層の中には、親族から資産を相続して富裕層の仲間入りをした人もいます。しかし「自分の力」で資産を築いた人には、お金との向き合い方に共通点があるようです。

ビジネスでの華々しい成功というよりも、むしろ日常の小さな習慣の積み重ねが結果的に資産を増やすことに繋がっていることが推測されます。

お金を銀行に寝かせておくだけではなく、どうすれば増やせるかを考えて行動しているのが特徴です。

株や不動産、投資信託などに分散投資し、長期的な視点で資産を育てています

また、市場の動向や経済の変化に敏感で、投資のタイミングやリスク管理を意識している人が多いのも共通点といえます。

富裕層は、無駄な支出を抑えつつ、価値のあることには積極的にお金を使う傾向があります。

たとえば、スキルアップのための学び、将来的に価値が上がる可能性のある資産への投資、人とのつながりを広げるための支出など、「お金がどのように生きるか」を意識しながら使っているのが特徴です。

単なる節約ではなく、支出が将来の利益や成長につながるかを考える視点を持っています。

投資にはリスクがつきものですが、自力で富裕層になった人ほど、感情に流されずに判断する習慣が身についています。

短期的な利益を追うのではなく、長期的な視点で資産を増やす戦略を立て、リスクを避けるのではなく「どのように管理するか」を考えることで、資産を守りながら増やしているのが特徴です。

相続によって富裕層になった人もいますが、一から資産を築いた人ほど、日々のお金の使い方や考え方が資産の成長に大きく影響しているようです。

小さな習慣の積み重ねが、長い時間をかけて大きな差につながっていくのかもしれません。