4月23日、家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、金融庁が検討していると発表した新NISAの施策について「オカネコ 新NISA及びプラチナNISA・こどもNISAに関する意識調査」を実施しました。
これによると「プラチナNISA」の認知度は50.3%でしたが、利用意向は38.9%にとどまっています。
ファイナンシャルアドバイザーとして従事する筆者は、お客様から「毎月の定期預金だけでは不安」「投資を始めたいけど何から始めればいいのかわからない」というご相談をよく受けます。その中で特に多いのが新NISAにまつわる内容です。
今回は改めて新NISA制度の概要や、新NISAで積立投資した場合、将来的に資産はいくらほどになるのか、シュミレーションを使って詳しく解説していきたいと思います。
1. 投資で得た利益が非課税になる「新NISA」とは?
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)は、2014年に導入された、少額からの投資を促進するための税制優遇制度で、2024年には制度が大きく改正され、より進化した「新NISA」となりました。
NISAの最大の利点は、投資によって得た利益が非課税となる点です。
通常、証券口座(特定口座や一般口座)で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使用すると、その税金が免除されます。
※1:売却益、配当/分配金
※2:所得税15.315%+住民税5%=20.315%