年金生活が始まると、限られた収入の中で生活をやりくりする必要があるため、医療費などの急な出費は押さえたいところかと思います。
ファイナンシャルアドバイザーの筆者は、老後生活に対する不安を抱える人の相談を受けることが多いですが、年金生活になった時に生活していけるのかという不安がほとんどです。
75歳以上になると後期高齢者医療制度の対象となり、病院窓口での自己負担割合は原則1割となります。
本記事では後期高齢者医療制度の保険料の目安について確認していきます。
1. 2024年12月から健康保険証が廃止!原則「マイナ保険証」へ切り替えに
後期高齢者医療制度の保険証は、毎年7月末に有効期限が切れ、翌日の8月1日には新しい保険証が交付されます。
しかし、2024年に発行された後期高齢者医療制度の保険証の有効期限は「令和7年(2025年)7月31日」となっています。
これは、2024年12月2日から始まった「マイナンバーカード」と健康保険証の一体化に備えた措置です。
今後は、マイナンバーカードと健康保険証が一体化され、「マイナ保険証」として利用することになります。