3. 「厚生年金・国民年金」の平均受給額はいくら?2025年度は1.9%増額も目減り
老後の収入の柱である公的年金収入がわかれば、老後の家計収支や必要な資金も目安をつけやすくなります。
厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をより厚生年金と国民年金の平均受給額を確認しましょう。
3.1 厚生年金の平均年金月額
厚生年金の平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金の金額を含む
3.2 国民年金の平均年金月額は
国民年金(老齢基礎年金)の平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:5万7584円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9965円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円
上記を見てわかる通り、国民年金か厚生年金か、また厚生年金でも収入に応じて納めた保険料や加入期間により将来の受給額は異なります。
国民年金は5万円台、厚生年金は14万円台が平均ですが、たとえば厚生年金は1万円未満~30万円以上まで個人差があります。
自身についてはねんきんネットなどを利用すると確認できるので早くから確認すると老後資金の必要額がわかりやすいでしょう。
また、年金額は毎年度改定になり、2025年度は1.9%の増額です。ただしマクロ経済スライドによる調整もあり、実質的には目減りです。物価高に年金が対応できない場合も将来想定してきましょう。