【最新】70歳代「ひと月の生活費」はいくら?家計収支をみる「貯蓄額・年金額」もチェック
「厚生年金・国民年金」の平均受給額一覧表つき
Akio Miki JP/shutterstock.com
筆者は独立系ファイナンシャルアドバイザーとして、さまざまな世代の方から将来資金準備についてご相談を受けますが、「インフレを考えると老後資金はどのくらい準備をしたらよいのか」や「今いくら貯金に回したらよいのか」というお悩みがとても多いです。
将来的なインフレ率や必要資金は誰にもわからないため、確実な金額はわかりかねます。ですが現在のインフレ率や、いま年金を受け取っている世帯のお金事情をよく知り、ご自身にあわせて考えることであるどのくらい準備をしておく必要があるかの目安を把握することができるのではないでしょうか。
今回は70歳代のお金事情「貯蓄額・年金額・生活費」を、各種統計資料をもとにご紹介していきます。
自分自身どのくらい準備をしておくと安心か、考えながら見ていきましょう。
1. 【最新】70歳代「ひと月の生活費」はいくらか。家計収支を見る
老後の生活費を考える際の参考までに、70歳代の生活費を見てみましょう。
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」より、70歳代夫婦の支出を確認します。
1.1 70歳代の実収入
- 70~74歳:27万5420円(うち社会保障給付21万7558円)
- 75歳以上:25万2506円(うち社会保障給付20万7623円)
1.2 70歳代の支出合計(非消費支出・消費支出)
-
70~74歳:30万3839円(3万4824円、26万9015円)
- 75歳以上:27万3398円(3万558円、24万2840円)
1.3 70歳代の家計収支
- 70~74歳:▲2万8419円
- 75歳以上:▲2万892円
70歳代・二人以上世帯の実収入はいずれも年金が20~21万円ほど、合計で25~27万円でした。
一方で支出をみると70歳代前半は27万円近くですが、75歳以上になると24万円ほどと下がっています。
70歳代前半、75歳以上いずれも赤字は約3万円近くとなっており、公的年金以外での備えが必要だとわかります。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/証券外務員一種/2級ファイナンシャル技能士
大学卒業後、第一生命保険株式会社に入社し、働く世代の個人向け保険営業・資産運用提案に4年間従事。“保障と投資のバランス”の必要性を伝えるため、社内でセミナー講師や記事執筆も担当。
現在は個人向け資産運用会社にて、IFAとして個人向け資産運用・保険の見直しのコンサルティング業務を行う。話しやすい雰囲気と寄り沿う相談が強み。プライベートでは、旅行が好き。
保険販売資格、証券外務員一種、2級ファイナンシャル技能士を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)