年金の支給額は、物価上昇率や賃金上昇率などを参考にして、毎年改定されます。
2025年度の支給額が公表され、2024年度よりも1.9％増加となる予定です（一部の年金は2.7％増加）。
受け取れる額面は増えるものの、物価上昇率を考えると喜んでばかりはいられません。
今回は、2025年度における年金支給額や、シニア期（資産活用期）における資産運用の方法を解説します。
1. 2025年度の年金生活者支援金は1.9％の増加
2025年1月24日に、厚生労働省より2025年度の年金額が公表されました。法律の規定に基づき、2024年度から1.9％の引上げとなります。
公的年金の支給額は、物価変動率や名目手取り賃金変動率などを鑑みて、毎年改定される仕組みとなっています。
2025年度の年金額は、名目手取り賃金変動率の「+2.3％」をベースに、さらにマクロ経済スライドによる調整として「-0.4％」を適用させ、「+1.9％」の改定となる予定です。
