1. 住民税非課税世帯の給付金の概要

住民税非課税世帯への給付金は、物価高の状況に対応するための経済施策です。今回の給付金の概要は以下のとおりです。

  • 住民税非課税世帯:一世帯あたり3万円を支給
  • 子どものいる住民税非課税世帯:子ども一人あたり2万円を追加支給

原則一世帯あたり3万円ですが、子どもがいる世帯には子ども一人につき2万円を追加支給します。世帯の誰か一人でも住民税が課税されている場合や、世帯全員が課税者の扶養に入っている場合は、給付の対象外です。

給付は住民税非課税世帯の各世帯員にではなく、ひとつの世帯に対する給付となります。そのため、子どもがいない非課税世帯は世帯員の構成人数に限らず、3万円が支給されます。ひとりあたり3万円ではないことをおさえておきましょう。

給付金の申請手続きは、基本的に住んでいる自治体で行います。給付の対象者には自治体から郵便物が届くため、必ず確認しましょう。

次章では、住民税が非課税になる要件を解説します。