4. 貯蓄を増やすためにこれからできること
50歳代の貯蓄は平均こそ1000万円を超えていますが、中央値は単身世帯が30万円。二人以上世帯が250万円と極端に少ない状況です。物価高も考慮しなければならないため、貯蓄を増やすための工夫は必須でしょう。
貯蓄を増やすには、資産運用を検討しましょう。お金を運用して増やしていけば、貯蓄額を増やせる可能性があるうえ、インフレにも強い資産をつくれます。
現在はNISAやiDeCoのように、老後資産をつくるのに適した制度が整備されています。どちらも長期投資に向いている制度ですが、50歳代からはじめても決して遅くありません。制度を有効活用しながら資産を増やし、老後に備えましょう。
参考資料
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年分結果速報」
- 日本労働組合総連合会「33年ぶりの5%超え!~2024 春季生活闘争 第7回(最終)回答集計結果について~」
- 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)単身世帯」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)二人以上世帯」
石上 ユウキ