5. まとめにかえて
日本の富裕層は、世帯数/資産総額ともに増加し続けており、2005年以降は最多を記録しました。
その要因として考えられるのが、株式や投資信託といった資産価値の上昇です。日銀がマイナス金利政策を解除して以降、少しずつ金利は上昇しているものの、預貯金だけでは資産を大きく増やすことはできません。
投資はリスクを伴うため、将来どのくらい資産を増やせるかはわかりませんが、富裕層がそうであるように、そして「いつの間にか富裕層」になっている世帯があるように、投資によって自身の資産を増大させる可能性はあります。また、リスクの大小もさまざまです。
資産形成について考える際には、投資も一部取り入れることを検討してみるのも良いでしょう。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
和田 直子