2025年2月13日に公表された「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」によると、2021年から2023年にかけて富裕層が保有する「純金融資産の総額が29.0%増えている」ことがわかりました。
物価高の影響で多くの家計に負担が生じていますが、富裕層はより資産を増やしている状況にあります。
生活費や老後資金の糧となる年収ですが、20歳代~70歳代の平均年収はいくらでしょうか。
今回は、国税庁や厚生労働省の調査データをもとに男女別で「20歳代~70歳代の平均年収」を詳しく見ていきます。
キャリアアップや家計について考えている方は、ぜひ参考にご覧ください。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 【20~70歳代】平均年収はいくら?
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」から、20〜70歳代の平均年収を見ていきます。
上記調査より、男女別の各年代の平均年収をみてみると、男性は年代が上がるにつれて年収が上がっていくのですが、一方で女性は横ばいから緩やかに減少するとがわかります(【図表1】参照)。