2. 【60歳代・70歳代】貯蓄3000万円以上の世帯は何割?
ここでは、2024年12月18日にJ-FREC金融経済教育推進機構より公表された「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」のデータをもとに、60歳代・70歳代の貯蓄額について紹介します。
※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
2.1 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄3000万円以上の世帯は2割
60歳代における、貯蓄額3000万円以上の二人以上世帯は、20.0%です。
60歳代の貯蓄額をみると、平均貯蓄額は2033万円、中央値は650万円です。
2.2 60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額
- 金融資産非保有:20.5%
- 100万円未満:6.5%
- 100~200万円未満:5.3%
- 200~300万円未満:3.7%
- 300~400万円未満:3.1%
- 400~500万円未満:3.1%
- 500~700万円未満:6.3%
- 700~1000万円未満:5.3%
- 1000~1500万円未満:8.9%
- 1500~2000万円未満:5.8%
- 2000~3000万円未満:8.0%
- 3000万円以上:20.0%
20.0%の世帯が「貯蓄額3000万円以上」保有していますが、貯蓄ゼロ世帯も20.5%と二極化がみられます。
貯蓄額の平均値は、すべてのデータを合計して算出するため、極端に大きい数値や小さい数値の影響を受けやすく、実際の状況を反映しにくい傾向があります。
一方、中央値は極端な値の影響を受けにくく、実態に近い数値です。