2024年12月20日に金融庁より公表された「NISA口座の利用状況調査(令和6年9月末時点)」によると、2024年9月末時点でのNISA買付額の合計は、約13兆7932億円です。
そのうち、つみたて投資枠買付額は約3兆5476億円で、2024年6月末時点からおよそ60%増加しています。
本記事では、新NISAのしくみや毎月3万円をつみたて投資枠で運用した場合のシミュレーションを紹介します。
1. 新NISAとは
2014年1月に少額からの投資をおこなう方のために、少額投資非課税制度としてNISAがスタートしました。
その後、2024年1月に非課税保有期間や限度額が変更となり、新制度として新NISAが開始しています。
1.1 新NISAは運用益が非課税
通常、株式や投資信託などに投資して、売却した際に得る運用益や配当に対して、20.315%の税金がかかります。
しかし、新NISAで運用すると税金はかからず、非課税です。
ただし、新NISA口座で投資できる金額には上限があります。