4. 源泉徴収票は大切に保管、必要があれば確定申告を
本記事では、源泉徴収票を受け取った方、とくに老齢年金を受給している方に向けて「確定申告不要制度」について、ご紹介しました。
自身が確定申告不要制度に該当するかは、1年間に受け取った公的年金等の額が記載された「公的年金等の源泉徴収票」、あるいはマイナポータルやねんきんネットでも確認できます。
確定申告不要制度に該当すれば、申告は必ずしも必要ではありませんが、申告をすれば還付を受けられる場合もあります。忘れているお金の出入りがないか、いま一度確認してみましょう。
確定申告の際、源泉徴収票の添付は不要ですが、申告書に源泉徴収票の内容を記載する必要があります。税務署などで申告書を作成するときにも必要なので、いざというときに利用できるよう大切に保管しておくことをおすすめします。
記事内でもお伝えしましたが、税金に関することは自分で判断するのが難しい場合もあります。
確定申告が必要かどうかの判断に不安がある場合、あるいは確定申告不要制度の詳細について知りたい場合は、お住まいの地域の税務署などに相談してみましょう。
参考資料
政府広報オンライン「ご存じですか?年金受給者の確定申告不要制度」
日本年金機構「「令和6年分公的年金等の源泉徴収票」の送付について」
日本年金機構「年金Q&A(公的年金等の源泉徴収票)」