2.3 支払う税金が増える
3つ目は、所得税や住民税といった税金の支払額が増加することです。
所得税と住民税は、年間の所得金額に応じて税額が決まります。そのため、年金額が増額することで年間の所得が増えることにより、非課税枠に収まらない場合には所得税や住民税が増加することになります。
2.4 在職老齢年金制度に掛かる可能性がある
4つ目は、働きながら年金を受給している場合、在職老齢年金制度により年金の受給が停止される可能性があることです。
年金を受給しながら社会保険に加入する働き方を続けている人は、年金と給与の収入合計額が月額50万円を超えると、年金の支給が調整される「在職老齢年金制度」が適用されます。
昨年までは50万円を超えずに満額を受け取れていたとしても、年金額が増額することで合計収入が増え、年金の支給が調整される可能性もあります。