AIのパワーを存分に発揮するPCとして「Copilot(コパイロット)+PC」が話題です。市場を牽引するASUS JAPAN株式会社は、2025年2月4日に「ASUS Zenbook SORA」を発表しました。同日に開催された発表会の情報をもとに、同モデルのモバイル機、そしてCopilot+PCとしての魅力を解説します。

2025年2月4日に開催されたASUS新製品発表会の様子

パネルの写真

筆者撮影

1. 【ASUSのCopilot+PC】日本市場を牽引、25年はCopilot+PC推しを加速

日本市場において、ASUSのPCは「コスパが良い」というイメージを持っている人が多いかもしれません。ただ近年はエッジの効いたハイエンドモデルも目立っており、特にCopilot+PCの分野では、多数のラインナップでトレンドを牽引しています。

システムビジネスグループ・コンシューマービジネス事業部のDavid Chu統轄部長は「2024年6月に最初のCopilot+PCを発売して以降、日本市場でCopilot+PCのトップシェアをキープしている」と市場動向を説明。25年は同社製品におけるCopilot+PC比率を30%まで高めると宣言しました。

システムビジネスグループ・コンシューマービジネス事業部 David Chu統轄部長

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筆者撮影

その戦略を推し進める上で最重要シリーズとなるのが、薄型・軽量にこだわった「Zenbook」シリーズです。同シリーズはCopilot+PCとしてのラインナップも豊富に揃えており、今年2月にはデュアルディスプレイを搭載する「ASUS Zenbook DUO UX8406CA」やインテル Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)搭載の「ASUS Zenbook 14 UX3405CA」、AMD Ryzen AI 7 350プロセッサー(あるいはAMD Ryzen AI 5 340プロセッサー)を搭載する「ASUS Zenbook 14 UM3406KA」などをリリースします。

新製品の中でも特に同社がプッシュするのが、「ASUS Zenbook SORA UX3407」シリーズです。モバイルPCとしてのスペックを贅沢に叶え、かつCopilot+PCとしてもその恩恵を最大限に受けることができる性能を誇りながら、価格は税込17万9800円から。20万円を切る価格で大学生を含めた幅広い世代にCopilot+PCの入口を用意する狙いです。