投資をする際に必ず利用すべき制度が、NISA(少額投資非課税制度)です。一定額まで非課税で投資できるため、通常の投資よりも有利な条件で資産形成に着手できます。
投資にはリスクが伴うとはいえ、効率よく資産形成を行ったり、資産寿命を延ばしたりするためには投資が欠かせません。
今回は、5万円を15年間にわたって積立投資したときのシミュレーション結果や、NISAを合理的に活用する方法を解説します。
1. NISAの基本情報を確認
2024年にNISA(少額投資非課税制度)制度が拡充されました。実際にNISA口座開設数は増加しており、投資を始める人が増えていることがわかります。
NISAは「非課税」とあるように、一定額までは非課税で運用できます。「つみたて投資枠」は年間で120万円、「成長投資枠」は年間で240万円、最大で年間360万円を非課税で運用することが可能です(制度全体では1800万円まで)。
通常の投資では、運用益に対して約20%の税金が課されます。つまり、NISAを活用すれば通常の投資よりも約20%分、有利に投資できるといえるでしょう。