2024年12月20日に内閣府が公表した「国民生活に関する世論調査(令和6年8月調査)」によると、「あなたは、所得・収入の側面では、どの程度満足していますか。」の問いに対して、「やや不満だ・不満だ」と回答した方は全体の64.5%を占めていることが分かりました。

一般的に「年収1000万円」と聞くと、誰もが一度は憧れたことのある年収ではないでしょうか。

日本で年収1000万円を超えている割合は5.5%と言われていますが、それでも高収入とはいいがたいそうです。

一体なぜなのか。深掘りしていきましょう。

1. 給与所得者のうち年収1000万円以上の割合は「5.5%」

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者の割合は以下のとおりです。

1.1 【全体・男女別】年収1000万円以上の割合

  • 全体:5.5%
  • 男性:8.6%
  • 女性:1.4%

2023年に勤務した給与所得者のうち、年収1000万円を超えた人は全体の5.5%に達しました。

性別で見ると、男性の8.8%が年収1000万円以上に達しているのに対し、女性は1.4%となっており、給与所得者が年収1000万円以上に到達するのは非常に厳しいことがわかります。

では、夫婦の収入を合算した「世帯年収」の場合はどうでしょうか。