筆者は26歳でマンションを購入して今も同じところに住んでいます。一般的にマンションの所有者は修繕積立金と管理費用を支払います。

最近の物価高や賃金の上昇を背景に先日修繕積立金と管理費の見直しがされました。結果として毎月約2000円の増額となりました。

筆者のマンション管理費が増額したように、物価上昇は現役世代から年金生活者まで、世代を超えた家計をじわじわと圧迫しています。特に年金だけを収入源とする世帯にとっては死活問題にもなるでしょう。

2025年度の公的年金は、前年より1.9%引き上げられましたが、物価上昇には追い付けておらず、実質的には年金の価値が目減りする状態です。

こうした状況下で、一定の所得要件を満たす年金受給者を対象として「年金生活者支援給付金」が支給されています。

今回は「年金生活者支援給付金」の概要、支給要件、金額、手続き方法などを整理していきます。

1. 年金生活者支援給付金、年内最終支給は12月15日

年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして支給される給付金で、以下の3種類があります。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、2カ月に一度、受け取ることができるものです。2025年は、12月15日が年内最後の支給日です。