老後の生活資金に対する不安は、多くの方が抱えているのではないでしょうか。会社を定年退職した後、生活の基盤となるのが年金収入です。
毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」を見て、将来の年金額を予測して将来の生活を想像している方も少なくないでしょう。
2024年に行われた国民生活基礎調査のデータでは、公的年金を受給している世帯の内、年金収入が全収入の100%を占める割合が44%となっています。このように、多くの割合が、年金収入のみに頼って生活を送っていることがわかります。
しかし、ここで注意したい点があります。実際に受け取れる金額は、通知書に記載されている金額と異なる場合があります。なぜなら、年金からは税金や保険料などが差し引かれるため、手取り額は額面よりも少なくなるからです。
そこで今回は、老齢年金から差し引かれる主な4種類のお金と、年金額を少しでも増やすための方法について解説します。将来の生活設計を考える上で、ぜひ参考にしてください。