2. 一時、4万円を回復するが上値が重い
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。昨年9月ごろから上は4万円、下は3万8000円あたりでレンジ相場が続いています。ただ、昨年の12月12日には一時4万0091円、12月27日には一時4万0398円と、4万円にタッチしています。先週1月24日にも一時、4万0279円まで上昇しました。ただし、その後は続かず、上ヒゲを付けて下落してしまい。終値も陰線となってしまいました。
今後の展開はどうなるでしょうか。先週の上昇により、25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線という主要な移動平均線をいずれも回復しました。ただし、小幅な値動きをしている場面では、ローソク足の実体が移動平均線を短期間にまたぐこともよくあるため、楽観視はできません。
上昇を確認するためにはやはり、4万円台をしっかりと回復してほしいところです。今週、4万円台を回復できるようであれば、1カ月の間に4万円タッチが4度目ということになりますので、そろそろ突破するのではないかと期待できます。まずは今週、4万円台を維持できるかどうか注目したいところです。
参考資料
下原 一晃