2. 目標金額別ポートフォリオ
投資を行う際には、事前に自身の目標とする金額や月に積立投資できる金額、また期間などを決めておきましょう。
どれくらいの利回りを期待できる商品を選ぶべきか、ポートフォリオはどのように組むべきかが自ずと見えてきます。
ではここからは、実際のポートフォリオの組み方について、目標金額別に分けて詳しく解説していきます。
2025年4月1日以降、高年齢者雇用安定法改正により「65歳までの雇用確保」が完全義務化されますので、50歳から65歳まで積立投資を行うケースを想定してみましょう。
毎月「10万円」を15年間、積立投資で老後資金をつくる場合のポートフォリオの組み方について、目標金額別に分けて詳しく解説していきます。
2.1 目標金額:2000万円
金融庁の「つみたてシミュレーター」によると、目標金額を2000万円に設定した場合、シミュレーション上では、想定利回り(年率)2%で目標を達成することができました。
また、この場合のポートフォリオですが、想定利回り(年率)2%のため、ローリスク・ローリターンの運用商品を選び、組み合わせることをおすすめします。
例:国内債券を40%ほど組み入れて安定的に運用しながら、投資信託や外国債券をそれぞれ20%、30%ほど、残りの10%を株式に投資して一定のリターンを狙う。全体で2~3%ほどの利回りを期待。