4. 給与階級別にみた年収のボリュームゾーンはいくら?

最後に同調査より、日本の給与所得者の給与階級別割合でボリュームゾーンも確認してみましょう。

日本の給与所得者の給与階級別割合

日本の給与所得者の給与階級別割合

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

給与階級別をみると、男性は多い順に以下の通りでした。

  • 「400万円超 500万円以下」17.5%
  • 「300万円超 400万円以下」14.9%
  • 「500万円超 600万円以下」14.0%

一方で女性は以下の通りとなっています。

  • 「100万円超 200万円以下」20.5%
  • 「200万円超 300万円以下」19.6%
  • 「300万円超 400万円以下」18.1%

5. 自分の望む生活を考えよう

今回は結婚相手の理想と妥協できる年収をみてきました。

結婚後の生活について、何をどのように望むかは人それぞれ。結婚=生活と考えれば、生活基盤となるお金のことを考えることは大切でしょう。

一方で、いまは男性の育休制度も整ったり、共働きの家庭が増えているなど、夫婦ともに働く環境も整いつつあります。

相手の年収だけでなく世帯年収で考えたり、また仕事の収入だけでなく資産運用でお金に働いてもらったり、副業やさまざまな働き方が増えているので検討したりなど、とれる選択肢も以前に比べて広がっています。

総合的に考えて生活のためにできることも考えていきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子