2. 4つの道県の「市の数」を比較すると…
政府統計の総合窓口「市区町村数を調べる」によると、日本で一番「市の数」が多い都道府県は、埼玉県です。気になる市の数は、40となっています。
埼玉県は、政令指定都市であるさいたま市を含む40の市のほか、22の町と1の村で構成されており、市町村数の合計は63。
埼玉県にはかつて92の市町村がありましたが、いわゆる「平成の大合併」で市町村の再編が行われ、現在の形になりました。再編後の市町村数は関東地方で一番、全国でも北海道、長野県に次いで三番目に多くなっています。
埼玉県に次いで市の数が多いのは、愛知県の38。三番目は千葉県の37で、四番目がアンケートで4割の人が選択した北海道の35でした。
ちなみに、日本で一番市の数が少ないのは、鳥取県の4。埼玉県と鳥取県では市の数に10倍もの差があるのです。
3. 埼玉県の県内総生産は名目23兆7336億円
ここからは日本で一番「市の数」が多い埼玉県について紹介します。
埼玉県は関東平野の内部に位置する内陸県で、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県、東京都、山梨県、長野県に隣接しています。県面積は3797.75 平方キロメートル(参考値)で、全国47都道府県中39位の大きさ。
一方、人口は2024年1月1日時点で737万8639人となっており、全国5位の規模を誇ります。県の人口TOP3の都市は以下の通り(出所:国土地理協会「総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)で、さいたま市が政令指定都市に指定されています。
- さいたま市 134万5012人
- 川口市 60万6315人
- 川越市 35万2717人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目23兆7336億円。一人当たりの県民所得は304万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「市の数」が多い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2025年1月20日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
小野田 裕太