2. 平均貯蓄割合は手取り額の13%

金融広報中央委員会の同調査結果によると、年間の手取り収入からの貯蓄割合は、平均で13%とされています。年代別には以下の通りです。

  • 20歳代:18%
  • 30歳代:17%
  • 40歳代:14%
  • 50歳代:14%
  • 60歳代:10%
  • 70歳代:6%

60歳代や70歳代の主な収入は公的年金だと考えると、20歳代から50歳代までの現役時代の貯蓄率は14%〜18%が平均といえます。

これをもとに、年収が400万円・500万円・600万円の場合の貯蓄額を計算すると、以下のようになります。

年収別の年間貯蓄額(貯蓄割合14~18%の場合)

年収別の年間貯蓄額(貯蓄割合14~18%の場合)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」をもとに筆者作成

理想的な貯蓄割合は、年収の20%〜30%といわれることがありますが、収入やライフスタイルなどにより難しい方もいるでしょう。生活費に影響が出ないように、まずは平均の13%を目指してみるのはいかがでしょうか。