物価高が進む日本において、生活費が予算をオーバーしているという方も少なくありません。なかでも年金だけで生活する高齢者にとって、急激な物価上昇が与えるインパクトは大きいでしょう。
一方、低年金世帯を支えるために2019年より「年金生活者支援給付金制度」が始まっています。
消費税の増税分を財源として、毎回の年金支給額に「給付金を上乗せして」支給するという施策ですが、その対象になる方は決まっています。
年金が少なくてもらえる人・年金が少ないのにもらえない人の違いを見ていきましょう。
記事の後半では、「年金生活者支援給付金」の基準額についても紹介していきます。
1. 年金に上乗せされる「年金生活者支援給付金」その概要
「年金生活者支援給付金」は、一定の要件を満たす方に限り、年金に上乗せして支給されます。
昨今では「住民税非課税世帯への3万円給付」が話題ですが、こうした一度限りの施策ではなく、継続的な支援となっているのが特徴です。
年金生活者支援給付金には、「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」の3種類があります。
次章では、それぞれの年金生活者支援給付金の金額に迫りましょう。