2024年の年金財政検証を基に、年金制度の改正が議論されています。
会社員として長年勤務している人の中には、40年間会社で働くとどれくらいの年金がもらえるか気になる人もいるでしょう。
本記事では、年収約600万円で40年間勤めると年金がいくらもらえるかについて解説します。
給与から天引きされる保険料の総額も紹介しますので、老後に必要となる年金制度について考えるきっかけとしてみてください。
1. 老齢年金の受給額の計算
老齢年金には、老齢基礎年金と老齢厚生年金の2種類があります。
老齢厚生年金は、会社員や公務員など厚生年金加入者に支給される年金です。
老齢基礎年金は、国民年金加入者を含め年金制度に加入するすべての国民に支給されます。
厚生年金加入者は、老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方を受給できます。それぞれの受給額の計算方法を見ていきましょう。