【後期高齢者医療制度】健康保険証がなくなる…？マイナンバーカードと一体化されることのメリットとは？《都道府県別》年収195万円の人の「後期高齢者医療保険料」はいくらか

2. 「マイナンバーカードと健康保険証」が一体化するとどんなメリットがある？

厚生労働省は、マイナンバーカードによる受診には以下のようなメリットがあると説明しています。

マイナンバーカードを活用することで、これまでの健康診断結果や薬の情報を、新しい医療機関でも簡単に共有できるようになります。

これにより、医師は患者の過去の治療履歴を迅速に確認でき、診察がスムーズに進むようになります。

マイナンバーカードを保険証として利用することで、マイナポータルを通じてこれまでの特定健診結果や薬剤情報を簡単に確認できるようになります。

上記から、自身の健康状態を把握しやすくなり、自己管理がさらに効率的に行えるようになります。

マイナポータルを活用することで、確定申告における医療費控除の手続きを行えるようになるため、医療費控除の申請が一層簡便になり、手続きがよりスムーズに感じられるようになります。

マイナンバーカードの保険証を利用することで、高額な医療費を自己負担分だけで済ませられるため、立て替えの手間が省けます。

これまで、高額療養費制度により自己負担額には上限がありましたが、その際に支払いを立て替えなければならない手続きが必要でした。

しかし、マイナ保険証を導入することにより、この手間が解消され、より迅速に医療を受けられるようになります。

デジタル庁の発表によると、例外を除くすべての医療機関や薬局でマイナ保険証の利用が義務化されているため、今後この制度がさらに広がることが期待されています。

次に、後期高齢者医療制度における都道府県別の平均保険料を見てみましょう。