2. なぜ「月30万円の不労所得」があれば十分といえるのか
まず、そもそも月に不労所得が30万円あればなぜ十分なのかを考えてみましょう。
総務省「家計調査報告-2023年(令和5年)12月分、10~12月期平均及び2023年平均-」を参考にみていきましょう。
- 消費支出(総世帯):1世帯当たり24万7322円
- 消費支出(2人以上の世帯):1世帯あたり29万3997円
このデータを見る限りでは、月に30万円の不労所得があれば、いわゆる芸金的な生活は送れそうですね。
つまり、月に30万円の不労所得があれば、FIREも夢ではないといえるでしょう。
3. 「不労所得を目指す」4つの方法
では、ここから実際に50歳から月30万円の不労所得を作る方法を解説します。
3.1 【その1】不動産投資で不労所得を作る
1つ目の方法は、不動産投資で不労所得を作るです。
はたらく世代の間に不動産投資を行えていれば、50歳の時点でそこまで大きな資産を持っていなくとも月30万円の不労所得は不可能ではありません。
ただ、リスクはあります。都心部では物件が高騰しているので優良資産の取得が難しいのが実際です。
地方の中古アパートなどを購入しないと実現が困難ですが、地方においては都心部と比較して空室リスクもあります。
最近では、資材価格高騰などで設備費用のリスクもあるため、以前と比べて難易度が増しているといえます。
不動産投資を始めるのにあたっては、年収が一定以上あることやある程度の手元資金(キャッシュ)が必要となります。
ただし、親が土地だけを持っている、相続した土地があるなどの条件があれば、はたらく世代で年収が低く、手元資金がそれほどなくても不動産投資は可能です。