日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」(第99回<2024年9月調査>)の結果 」によると、1年前と比べた現在の物価に対する実感として、63.8%の方が「かなり上がった」と答えていることがわかりました。

生活に必要なあらゆるモノの値段が上がっているため、家計に負担が生じている方も多いのではないでしょうか。

なかには、FIRE(ファイヤー)を目指す方もいます。FIRE(ファイヤー)とは、「経済的自立と早期リタイア」という意味です。

では、FIRE(ファイヤー)を目指すにはどれくらいの不労所得があればよいのでしょうか。

今回は、平均の消費支出をもとに、どれくらいの不労所得があればFIREを実現できるのか解説し、「不労所得を目指す4つの方法」をご紹介します。

1. 「FIRE」とは?不労所得はどれくらい必要か

【写真全7枚】FIREに必要な不労所得とは。2枚目で、2023年平均「消費支出」をご紹介

FIREとは

出所:SPF/shutterstock.com

たとえば、みなさんは「月に30万円の不労所得」があったらどうでしょうか。

不労所得とは、自らが仕事をしなくても得られる収入のことを言います。

仕事をしなくても不労所得が毎月30万円自分に入ってくればどのような生活ができるでしょうか。

お金や資産形成に興味のある方の中には、「FIRE(ファイヤー)」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか。

FIREとは英語で「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語に直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味です。つまり不労所得だけで生活をしていくことをFIREといいます。